
高等教育の無償化。高校、大学、短大、専門学校などの高等教育の授業料は各種制限はあるものの、減免、給付型奨学金という形でスタートしています。
高等教育で学ぶ学生さんは授業料等減免と給付型奨学金の制度があります!
大学、短期大学、高等専門学校(4・5年次及び認定専攻科)及び専門学校
↑上記で学ぶ方々は、高等教育の修学支援新制度(授業料等減免と給付型奨学金)・「授業料など減免」と「給付型奨学金の拡充」の両方が受けられます!
・返還不要の給付型奨学金
高校、大学、高専、短大、専門学校等への進学を考えている学生さんや保護者の方で、授業料や教育費用、制服代等を含めたお金のことで不安がある方は是非、こちらをチェックされてみてください。

支援の対象条件は「資産」「年収」「学習欲」の3つで判断されると覚えておいて下さい!
Contents
高等教育の修学支援新制度の紹介(文部科学省)
とりあえず、高校生・高専、大学・短大・高等専門学校で支援制度は違いますので、とりあえずこちらを参考にされてください↓
高校生・高専生を目指す皆さんはコチラ↓

大学、短期大学、高等専門学校(4・5年次及び認定専攻科)及び専門学校を目指す皆さんはコチラ↓

以前に比べれば、かなりホームページの内容もわかりやすくなっています。
まずは是非、コチラをチェックしてみてください。
大学・短大・専門学校の授業料無償・支援対象になる世帯の所得・資産について
高校生・高専、大学・短大・高等専門学校で支援の対象となる基準が違います。
高校授業料無償化の場合は、ほとんどの世帯が対象となっていましたが、大学・短大・専門学校の場合は「住民税非課税世帯」「住民税非課税世帯に準ずる世帯」が対象となっています。
また、所有している資産によっても判断されます。
詳しくは令和2年度の資料ですが、コチラを御覧ください。
https://www.mext.go.jp/content/20210317-mxt_sigsanji-000013293_3.pdf
なんどもいいますが
・所得
・学習意欲
が支援の条件となります!
支援の対象となると、大学等に収める授業料または入学金から、次の各表に示された金額が免除・減額されます。住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生は、住民税非課税世帯の学生の2/3又は1/3の支援額となります。
大学・短大・専門学校の授業料支援を受けられる資産
文部科学省の「令和2年度」のPDFによると下記のように記載されてます。
学生等及びその生計維持者の保有する資産の合計額が、以下の基準額に該当すること。
生計維持者が1人の場合 1,250万円未満対象となる資産の範囲 : 現金及びこれに準ずるもの、預貯金並びに有価証券
の合計額(不動産は対象としない)
https://www.mext.go.jp/content/20210317-mxt_sigsanji-000013293_3.pdf
大学・短大・専門学校の授業料支援を受けられる年収、世帯所得
・住民税非課税世帯に準ずる世帯
以下の算式により算出された額について、学生等及びその生計維持者の合計額が、 以下の基準額に該当すること
市町村民税の所得割の課税標準額×6%-(調整控除の額+税額調整額)、政令指定都市に市民税を納税している場合は、(調整控除の額+税額調整額)に3/4を乗じた額となる。
(基準額)
第Ⅰ区分(標準額の支援) 100円未満
第Ⅱ区分(標準額の2/3支援) 100円以上~25,600円未満
第Ⅲ区分(標準額の1/3支援) 25,600円以上~51,300円未満
「住民税非課税世帯」「住民税非課税世帯に準ずる世帯」が対象となります。
支援対象モデルとなる年収基準等については、↓コチラのPDFでチェックできます。
https://www.mext.go.jp/content/20210317-mxt_sigsanji-000013293_3.pdf
大学・短大・専門学校の授業料支援を受けられる学習基準
高校3年生の予約採用の場合、2年生までの評定平均値が3.5以上の場合は進路指導により学習意欲を判断します。
予約採用とは、高校3年生時に大学進学へ向けて奨学金の申し込みを予約する方法です。
高校3年生時、高校2年次(申込時)までの評定平均値が「3.5」未満の場合は、レポートや面談などにより学習意欲を判断されます。
支援対象モデルとなる「学業成績・学修意欲に関する要件」については、↓コチラのPDFでチェックできます。
https://www.mext.go.jp/content/20210317-mxt_sigsanji-000013293_3.pdf
コロナ等で家計が急変した場合の対応も紹介されています。
↓コチラのPDFではコロナ禍等で家計が急変した場合の対応等も記載されています。
https://www.mext.go.jp/content/20210317-mxt_sigsanji-000013293_3.pdf
コロナだけでなく、学費を助けてくれていたご両親等に何かがあった場合などは、コチラで対応できる可能性がありますので、ぜひチェックされてみてください。
ひとり親の平均年収は約240万円、うまく支援を活用しよう
大学の無償化制度・支援制度を活用すれば、どうしても所得の低いひとり親世帯等でも、返済型の奨学金を借りずに大学等に通学する事ができる可能性があります。
すべてを支援に頼るというよりも、自分や家族でバイト等を頑張ることも大事ですが、現状の「支援体制」をしっかりとチェックして、活用していくことも大事です。
支援制度を活用しつつ、自分でできることは自分でやる!という計画をしっかりとたてていきましょう!
まとめ:今ある制度を誠実に活用していこう!
就学に関しての支援は以前よりもとても充実してきていると思います。
ただ、とくに平均年収の低いひとり親の子どもは高校以降の進学について、諦めたり、他の学生さんよりも苦しい思いをしている場合が多いです。
今回の支援を活用すれば、大学等への進学での学費が助かります。
ですが、やはり進学ってどの世帯にとっても贅沢だと思うのです。
勉強したいから進学するのであって、遊ぶに行く等で大学に進学するわけではないですからね。
今ある制度は子どもたちのための支援です。
きちんと誠実に、活用させてもらえる部分は活用してもらい、足りない部分や必要な部分は家族で頑張るという気持ちとが大事だろうなぁと思います。
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