【方丈記】ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず・・母子家庭と方丈記

人生との向き合い方
ろくろ
ろくろ

実家の近所で、40年前に母子家庭になって男女の子ども二人を立派に育てたおばさんに素敵な随筆の文章を教えてもらいました!

その随筆の文章は鴨長明・方丈記の冒頭部分。

めっちゃ有名ですよね!

といっても、なんとなくしか読めないのですが・・・。

鴨長明・方丈記の冒頭部分「ゆく河の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらず」

鴨長明・方丈記の冒頭部分はコチラ↓

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみにうかぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と棲(すみか)と、又かくの如し。
流れていく川の流れは絶えないけれど、その水は同じ水ではなく絶え間なく変わっている。
水面にたまった水疱は消えたり、また泡になったりして、同じ形を保っていることはない。
世の中の人も住まいもこれと同じだよね。

↑ろくろ、意訳です(笑)

そのおばさんは、方丈記の冒頭部分を、毎年お正月に和紙に筆で冒頭の文章を書いて自宅のリビングに飾っているそうです。

それを目にするたびに、辛いこと、悲しいこと、楽しいこと、嬉しいこと・・夏の暑さ、冬の寒さ・・・何もかもすべては変転変化していくんだ、と思い返しているんだよーて教えてくれました。

この世は諸行無常で、変転変化を繰り返している・・・。

確かにその通りですよね。

昔の人も、今を生きる自分たちも根本的には何も変わらないんですよね。

昔の母子家庭は大変だっただろうなぁ

今の時代のひとり親、母子家庭、父子家庭もほんとに大変ですけど、40年前とか、30年前の・・とくに母子家庭は大変だっただろうなぁと想像がつきますよね。

結婚して、妻と死別してひとり親になった自分からすれば、当時の母子家庭の苦労はほんとにすごいものだっただろうと思います。

離婚だったようだけど、養育費とかなかったみたいだし、周囲も離婚ってスタイルに偏見持つ時代だったでしょうからね。

それに、今みたいに家電も充実していないし、お惣菜とか冷凍食品とか食事も生活も便利ではない時代ですよね。

それでも、そのときは大変だったけど、やっぱり「流れていく、変化していくのだ」と思っていたということでした。

というか、そう思うことで自分を納得させていたという感じだったみたいですよね。

その感覚って今も昔も同じなのかなと思いました。

今の時代のひとり親も生活面とか便利になったかもしれないけど、それはそれで一人で子供を育てて生活を成り立たせていくって大変ですもんね。

死にたくなるときあるじゃない!?だから方丈記の文章が大事だよって教えてくれた

そのおばさんが「人生大変なことが多すぎるじゃない!死にたくなるし、死にたいと思うこともなんどもあるし、泣くことなんてしょうちゅうだよ!」って言ってました。

「そのときに、この文を読むんだよ、そうすると、あーこの死にたいと思う気持ちも流れていくんだな~」と受け止めて過ごすそうです。

「ろくろちゃんもそうでしょ?」

お嫁ちゃんとの死別も、その後の色々なことも耐えられないときは死にたくなかった?でも、必ず流れていくんだよ!

って教えてくれました。

確かに色々とあって「もうダメだ」「生きてるのが辛い」「楽しくない」「死んだほうがラクかな」「逃げたい」と思う気持ちも沸いたときもあったけど、今はあまりそういうことを考える時間は減りました。

だからやっぱり・・・「そうだなぁ、そういう想いも流れていったのだなぁ」と感じました。

ですので、今が辛い、悲しい、苦しい、どうにもならない・・と思っている方がいるなら、今も時は流れていてこの状況も変化して流れていくんだ・・と思ってほしいなと思います。

諸行無常、変転変化・・物事は常に流れていく・・

もうここまでくると、「諸行無常」「変転変化」は当たり前だな(笑)と理解してきます。

数年前までは必死で何もかも頑張るだけでなんでもできる、達成できると思っていましたけど・・・。

上手く物事が進んでも、そのうちその状態は変化していく。

苦しい状況が続いても、そのうちその状態は変化していく。

頑張っても頑張らなくても結果は一緒かもしれない。

でも頑張って今に集中して物事に取り組んでいると、過去の後悔も未来の不安もその瞬間は消えていくし、求める結果も頑張って物事に取り組むほうがゲットする可能性は高いかなと。

それなら、頑張るのは当たり前だけど、結果は後からついてくるって感じで生きた方がいいかな。

それでダメなら・・まぁ、しゃあない。

人生で苦しいこと、悲しいこと、泣きたいこと、死にたくなるようなことがおきたら・・・「いつかはこの想いも河の水のように流れていくのだ」と思えばいいと改めて人生の大先輩から教えてもらった一日でした。

 

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