
私が「中年の危機」を乗り越えた方法をご紹介します。乗り越えたなぁと感じた時にはとっても清々しい気持ちになりました!
完全に乗り越えたとは言い難いですが、約1年半をかけて「中年の危機」を乗り越えたのではないかと感じています。
今は心身が身軽で、ぐっすり眠れるし、食事も美味しいし、仕事も集中できているし、遊びたいときに遊びに行き、仕事もよい流れになってきました。
それでは具体的に「中年の危機」を乗り越えるために実践した行動を含めて、「中年の危機」の乗り越え方を紹介します。
↓中年の危機に関してまとめた記事はコチラをご参照ください。





Contents
信じられる人に傾聴してもらった
私が「中年の危機」の状況にあるのでは?と感じたのは、信じられる人に私の過去について「傾聴」していただく機会を得たからです。
とっても「重い」話だったと思いますが、しっかりと向き合って聴いてくださいました。
この「傾聴」をしていただいたことが、きっかけで「中年の危機」から脱するきっかけをもらいました。
「中年の危機」かも・・・と理解したきっかけ
私の話を「傾聴」していただく中で、私自身が・・・
「自分は、自分を許せない」
という言葉を私自身が自分の口で発していました。
言葉が出た瞬間、自分が「はっ!」として、自分自分でもとても驚いてしまいました。。
この時から、「なぜ自分を信じていないのだろう」「なぜ自分を許せていないのだろう」と考えるようになり、「なにかおかしい・・、自分になにかの変化が起きている」「中年の危機(実際は言語化できてなかった)ではないか?」と感じました。
過去の判断、選択、出来事を丁寧にノートに「整理」した
知人に傾聴して頂いて
「自分は、自分を信じていない」
「自分は、自分を許せない」
ことを痛感してしまい、かなり驚きました。。
このことがきかっけで言語化できてはいませんでしたが、「中年の危機」を認識したと思います。
自分の過去の判断や選択が間違っていたから今の状態がよくないんだ・・。
今の状態が悪い自分を許せない、過去の自分の判断を間違ったから自分を信じられない・・・というような感じになったのかもしれません。
では、なぜ過去を間違えてしまったのだろう・・・と感じて、一度過去の判断や選択が正しかったかどうかをノートに書き出して検証してみようと考えて実践しました。
そうすると、自分の過去の判断や選択は正しくも間違いでもなく、一生懸命にやってきたんだと思えるようになりました。
「現在」から「過去」へ ⇒ 過去の出来事を見つめる
まずは現在から過去に戻って考えてみよう、人生のターニングポイントで違う選択をしていたらどうなっただろうと、深く検証してみました。
結構、長い時間をかけて検証しました。。
結構苦しい作業でしたが、過去の判断や決断、印象深い出来事を思い出してノートに書き出しているときは集中していました。
友人、知人、元の職場の先輩、同僚、後輩にもその当時の自分がどうだったかを聞いたりもしました。
「その時はどうみえてた??」
みたいな感じでヒアリングしてみました。
そうすると・・・、
その当時はお金が欲しい、実績や売上を上げたい、目立ちたい、カッコつけたいとかの虚栄心だったり、恐怖心だったりで一つ一つの選択や判断をしていたなーと思い出しました。
でも、その時々で「それはそれで一生懸命な判断だったなー」と気づくことができました。
「一つ一つの判断や選択は、色々な想いがあったとしても一生懸命に、その時のベストな判断だった、それ以外の選択肢はなかったんだ」とノートを見つめて思いました。
そして
と思うようになりました。
当たり前なんですけどね(笑)
「過去」から「現在」へ ⇒ 未来の不安を考える
次に、一番最初の記憶から現在まで検証した過去を一つ一つ、現在に向かって見直してみました。
自分の過去をじっくりと見直すと・・・
「自分自身が映画館の座席に座って、自分の人生を眺めている」
ような気持ちになりました。
と自分で自分の人生を映画館で眺めている感覚になりました。
人生に波があり、悲喜こもごもなストーリーなら、過去の判断や選択は、正しいや間違いではなく、人生を彩る「人生という映画のシーンの一つなのだなぁ」と思いました。
一生懸命だった過去の出来事を眺めることができたとき・・・
未来の自分も現在の自分を同じように振り返って眺めるなら、今の自分が未来の自分を不安に思うことはないじゃないか、とも思うようになりまりました。
そうすると、未来の不安も消えていくようになりました。
完全ではないですが・・。
お金、保険、資産や負債・ローン・借金を一度全て洗い出した
自分の過去を検証しながら、今持っているお金や資産、負債(住宅ローンや自動車ローンとか)、加入している保険、法人関連の資産をきちんと調べて書き出しました。
そして、一年分の毎月の支出を書き出しました。
私は自営業ですから、収入は不安定です。
だいたいの平均を算出しました。
ひとり親としてお金のことはとても大事な問題です。
売上が下がりだしたことも中年の危機を迎えたきっかけでもあると感じましたので、かなり家計や資産状態を見直ししました。
格安スマホにしたり、光ネット回線を乗り換えたり、小規模共済を解約したり、無駄な生命保険を解約したりして、支出をかなり縮小できました!
支出の見直しはホントに一年に一回くらいはしたほうがいいですね。。
キャッシュレス決済になってポイント付与などの条件もどんどん変化しています。
現状維持はリスクが高いです。。
とにかく家計や会社のお金の見直しをすることで、お金の不安や心配もだいぶなくなりました。
仕事を一度止めた
昨年、法人を休眠しました。
現在は個人事業主です(笑)
売上が下がっていることもありましたが、税理士とのやり取り、税務署や社会保険事務所とのやり取りなどなど、とっても面倒になりかなりのストレスとなりました。
「なんで法人なんか設立したんだろう・・」という後悔もあるのと同時に、一度休みたいという心がでてきて法人を休眠することにしました。
そうすると、心身の負担が減って、かなり安定しました。
法人を休眠する方法はまた別な記事にしたいと思っています。
法人の休眠は意外に簡単でした(笑)
本やドキュメント番組をみた
主にどん底から復活した書籍やテレビ番組を観ました。
しくじり先生とか逆転人生とかはよく観ましたね。
他の人はどうしているのだろう?
みんなどん底から立ち上がっているんだ
どんな年齢からでも再スタートすればいいんだ
など、いろいろな勇気や感動をもらいました。
アマゾンプライムや映画を観た
今まで観たかった映画や死別からの立ち直り、前向きになれる映画をメインにアマゾンプライムと映画館で映画を観にいきました。
映画を観ている時は集中していて、余計なことを考えずに映画の世界に没頭できたのでよかったですね。
また、人生について考えるきっかけをたくさんもらえました。
一人でいろいろなところに行ってみた
どうせ悩んだりするだけで手が動かないだろうと割り切れてからは、一人で行きたかったところに行ってみました。
気になる神社仏閣(笑)、ショッピングモール、本屋、友人の家・・・などなどです。
一人で気になるところに自分のペースで行くのが大事ですから、寂しいからと他の人を誘うのは中年の危機を乗り越えてからのほうがいいです。
信頼できる人に相談をした
信頼できる友人、知人、先輩、後輩、親戚に現状の相談をしてみました。
みんな信頼できるので、込み入った話もさせてもらいました。
それぞれ色々な状況を乗り越えているので、とてもよく話を聴いてもらえてアドバイスを貰えました。
逆境の時にはひたすらエネルギーの充電
何やってもダメなときがある
陰陽の等価交換
正負の法則
外へ外へでダメなときは、内へ内へ迎えというサイン
遠回りが近道になる
今までの過去をじっくり振り返る時期
などなど・・・説教とかでない、温かいアドバイスが心に染みました。
ただ、誰にでも相談をするのはやめておきましょう。
軽くメンタルが弱ってますから、普段なら無視できる相手の言葉に傷ついたりしちゃいます。
「説教臭い人」「上から目線の人」「なんでも知ってる系の話ばかりする人」とかには会わないようにしてください。
あと、民間カウンセラーとかにも注意です。
家事はほどほどにした
ひとり親だから子どもたちのために家事をしなければ・・と思うのですが、心身がついていかない日もありました。
もうその時は諦めて、ゆっくりしていました。
特に食事は惣菜やコンビニ、外食をメインにしました。
家事をやっていて気分転換にならない、心身の負担になるならしばらくは食事も適当、洗濯も適当でいいです。
家族に一言伝えて、たまに助けてもらいながらゆっくり、自分のペースでいいです。
【注意】中年の危機の時期にやらなければよかったこと
中年の危機にやって失敗したなぁ、無駄だったなぁと思うこともまとめておきます。
ちょっと知っているレベルの民間カウンセラーに相談した
ちょっと知ってるだけの民間カウンセラーに相談をしてみました。
以前の私のことを少しだけ知っている民間のカウンセラー?の方は、中年の危機のことを理解していないのかよくわからないですけど、いろいろな知識をまぁよくしゃべるしゃべる(笑)
カウンセリングではなくコンサルか!って突っ込みたくなりました(笑)
少し知り合いというのもよくなかったですね。
余計なことをたくさん言われて一回でやめました。
カウンセリングを依頼する場合は、しっかりと事前調査してくださいね。
おせっかい系の知人に軽く相談した
特に相談するつもりはなかったのですが、少し話をしたら上から目線でこうしたらよい、自分は今とても調子がよいからこれをしたらいい・・・とマシンガントーク・・・(笑)
ちょっと逆に怖かったです(笑)
悩みや不安や心配事は、信頼できる友人、知人、親戚にだけしたほうがよいと心から思いました。
自分も人に相談を受けたら、きちんと傾聴しようと心に決めました(笑)
以前していたスポーツ・運動をもう一度始めた
前回の記事でも書いたのですが・・・、過去の充実していた頃の自分に戻ろうとしてしまいその頃していた運動やスポーツにもう一度取り組みました。
ただ、気力も体力も落ちているのに、無理してでも「過去の何か」にすがろうとして無理をしてしまって・・・。
結局、以前と同じように動けず(その時期は)、2ヶ月くらいでやめてしまいました。。
中年の危機の時期に必要な「気力」を無駄使いしてしまった・・・。
本格的なスポーツや運動は、中年の危機をしっかりと乗り越えたらバッチリ取り組めます!
まずは中年の危機を乗り越えることを優先すればよかったですね。
コンサルに仕事の相談をした
死別してすぐの時もそうですが、恐れや不安から余計な行動をしてしまうのですよね。
死別後も無駄な出費や詐欺に騙されたりしたので。
今回の中年の危機のときも売上の低下をなんとかしたくて、同業のコンサルや高額塾に入ってしまいました。。
ただ、中年の危機ってやつかもなぁ・・・と理解してからは、そのような無駄な出費はしなくなりました。
過去の経験から「あ、今は不安に心を取られているな・・やばいな・・」と判断できたので・・。
不安な時、心配な時、恐怖心があるときは本当に注意ですね。
ちなみに、「お金、健康、孤独」を刺激されると人間は詐欺に遭いやすいのでご注意を。
まとめ:【中年の危機】ミッドライフ・クライシスの乗り越え方
中年の危機の乗り越え方ですが、だいたい一年半くらいかけて私の場合は以下のようなことを実践しました。
・過去の判断、選択、出来事を丁寧に「整理」した
・お金、保険、資産や夫妻を一度全て洗い出した
・仕事を一度止めた
・本やドキュメント番組をみた
・アマゾンプライムや映画を観た
・一人でいろいろなところに行ってみた
・信頼できる人に相談をした
・家事はほどほどにした
↑上記のようなことに取り組みました。
心身をできるだけ休めて、自分自身と向き合いながら、信頼できる人や映画や本にアドバイスを求めたって感じです。
やらなければよかったこともあります。
・おせっかい系の知人に軽く相談した
・以前していたスポーツ・運動をもう一度始めた
・コンサルに仕事の相談をした
中年の危機の時は心身ともに弱っていて、打たれ弱くなっています。
余計のことをして自分のエネルギーを無駄使いしないようにしましょう。
中年の危機を乗り越えるのに役立ったかなぁという方法は以上です。
私の場合、死別のグリーフも続いているのでちょっと長い期間になってます。
他の方はもっと短い期間で乗り越える方も多いです。
中年の危機の状態によりけりです。
中年の危機の時期は、自分と向き合い、自分を理解し、納得させ、許し、信じて、大事にする時期です。
長々と書いてしまいましたが、今回の「中年の危機の乗り越え方」が、何かのお役に立てれば幸いです。
本当にありがとうございました!
↓中年の危機に関してまとめた記事はコチラをご参照ください。





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