
中年の危機を乗り越えるために、「中年の危機を乗り越える8つの方法(齋藤 真行)」という本がとてもおすすめです!
「中年の危機を乗り越える8つの方法(齋藤 真行)」、早く読んでおけばよかったです。。
中年の危機を迎える前から読んでおきたい一冊として、30歳くらいになったら国民全員に配ればいいのにと思いました(笑)
ちなみに・・・Kindle Unlimited 会員なら「0円」、Kindle版なら「500円」、書籍版なら「1,320円」と価格差がすごい(汗)
Kindle Unlimited 会員は月額980円で200万冊以上が読み放題のサービスで、30日間無料体験できるみたいですから、「中年の危機を乗り越える8つの方法(齋藤 真行)」も無料で読めますよ。
是非読んでみてくださいませ。
↓中年の危機に関してまとめた記事はコチラをご参照ください。





中年の危機に起きること
「中年の危機を乗り越える8つの方法」では「中年の危機」をしっかりと向き合って、乗り越えれば大きな洞察に満ちた旅となる、自分の中で整理がつかないほどたくさんの学びがあった。
生涯の宝となった。
と、著者の齋藤さんは語っています。
私も全くの同意見です!
大切な宝はいつも自分の中にある。
「明珠在掌」(みょうじゅ たなごころにあり)ですね!
ではここからは、「中年の危機を乗り越える8つの方法」の中から私が大事なぁと思うポイントをご紹介します。
まずは、中年の危機で起こることをまとめます。
「限界性の自覚」
中年期になって、「過去の後悔」「別の人生の可能性」を捨てきれなければ中年の危機はやってきて深刻化すると書いています。
無意味な限界のなさというか、若さ的な無謀なチャレンジとの決別というか、そういった感じです。
中年には中年なりのチャレンジの仕方があるわけですから。
「影(シャドウ)の存在が動き出す」
中年の危機の時期には、無意識の中の「別の自分」が動き出してきます。
この無意識の中の「別の自分」を「影(シャドウ)」というそうです。
過去に置き去りにしてきた様々なこと・・「影(シャドウ)」を受容しなければいけません。
アニマとアニムスを受け入れる
男性の中の女性性→アニマ
女性の中の男性性→アニムス
というようです。心理学用語みたいな感じでしょうか。
男性の中の女々しい部分、女性の中の荒々しい攻撃的な部分・・・。
中年期にはこれらが現れてくるよ、と言ってます。
自分が意識しなかった「アニマ」「アニムス」を改めて自分の中に統合していくことが大事だと言っています。
自分の弱さ、いやらしさ、醜さ、脆さをきちんと受容しようということみたいです。
個性化の過程での自己を深化を迫られる
中年の危機の時期では「過去の後悔」から、「あぁ、ほんとは別な道もあったのでは」などと考えてしまいがちです。
過去の判断や決断、選択は間違いだったのではという疑念に苦しめられます。
更に、テレビやネット、SNS、会社や友人知人との比較で自己が揺り動かされやすく、自分の今を信じられなくなり、新しい道に進み出したくなります。
その際・・・
2・今までの自分の道を深化させコントロールしていくか
の選択を迫られます。
自分というオリジナルを深化させてオンリーワンになるか、違う道を歩くかの選択を迫られる時期が中年の危機です。
中年の危機の落とし穴
中年の危機を上手く乗り越えないと、人生そのものが崩壊してしまう可能性もあると指摘してます。
ただ、この時期を自分とうまく向き合い、課題を担って前に進むと・・・とても実りの多い豊かな時期になります。
ここでは中年の危機の落とし穴についてまとめてみます。
限界性の拒否
オレはいつでも、なんでもできるぜ!
オレに限界などない!
みたいな・・・いつまでも青年期でいる、いつまでも若い時の常識でいることを選択していると、「中年期からの自分探し」が始まります。
そうなると、本、セミナー、宗教、人など「自分とは違う何か」に依存しがちなります。
本当の自分に満足できず、大いなる自分を「過度」に求める自分の在り方はどこかで決別する必要があります。
ただ、「志、夢、希望」を捨てる必要はないのです。
地に足をつけない、日常を捨てた自分探しをする考えを捨てることが大事と伝えています。
影(シャドウ)の憑依
中年の危機のときは、無意識の影が動き出して、表面の意識に出てこようとします。
小さい頃にあれ(影)がしたかった、これ(影)がしたかった、若いときにできなかったこと(影)をもう一度試したい!みたいな感じですね。
その影を認めることが大事と伝えています。
影が満足する要素を受容可能な形で自分の人生に取り入れていくことが大事です。
私の場合だと、「ロボット」が大好き⇒今はロボットの仕事をしていない⇒プラモを作って楽しもう!みたいな感じです。
捨てたものを拾い上げて自分の内に取り入れる
「影」はもともと自分の一部なので、受容することによって沈静化します。
でも、「影」は意識的な自分とは対極的なものが多く完全には飲み込めないから、ある程度を受容するわけです。
「影」の力が強くならないように、バランス感覚のもとガス抜きをしてあげる事が大事です。
私の場合、「影」が強くなりすぎると「ロボット業界」に転職します!とか急な「影」の暴走が強くならないように「プラモ」づくりでガス抜きしながら、冷静になろうよ!ってことですね。
アニマ・アニムスの憑依
自分の中の異性性を認めることが大事です。
アニマ:男性の女性性
女々しい、感情的になる、弱々しい
アニムス:女性の男性性
図々しい、怒り、攻撃性、支配欲、名誉欲
↑これらを認めていないと、自分の中の「アニマ・アニムス」を反映している異性に出会うと、恋愛や怒りなどにとらわれてしまいます。
依存、特定の異性への縛りにつながっていく場合もあります。
若い女性が中年男性と不倫とか、いい歳をした中年男性が若い女性に急に恋愛感情を抱くとか、そういった感じですね。
いずれも身を滅ぼしますよね(笑)
個性化の拒否
中年の危機の時期は、それまで積み上げてきた自分の道を受け取り直して、新たに個性化、深化させていく決断をする時です。
ただ、「すべてを白紙に戻してすべてをやり直したい」という渇望が湧いてくるのが中年の危機の一つの症状でもあります。
自分の道を受容して個性化、深化を拒否すると、いつまでも中年の危機は続くことになります。
徹底からバランスへの移行ができない
中年の危機のときは、今までの働き、仕事、家庭など全ての自分の人生を個性化、深化させていくと同時に、補強し潤してくれる活動もする必要があります。
仕事や家庭もしっかり維持しつつ、本当にやりたかったこと、やってみたかったことにも少しずつ再チャレンジしたり、情報を収集したりするということです。
今までのように仕事一辺倒みたいな「徹底」から、仕事も自分の人生も「バランスよく」・・・というような人生のパラダイム・シフトがうまくいかないと中年の危機は深刻化していきます。
中年の危機を乗り越えるおすすめの方法
こちらでは「中年の危機を乗り越える8つの方法」の中から私がおすすめと思うものをピックアップしてご紹介します。
睡眠を見直す
中年の危機で心身ともに疲れている中で、睡眠不足をさけ、リズムを守ることはとても大切です。
後悔や不安がある間は質のよい睡眠がとれない場合もありますが、とりあえずコチラで紹介する方法を実践することで、睡眠も質の良いものに変化します。
睡眠がとにかく大事だとご理解ください。
持ち物の整理
とにかく断捨離してください。
不要なモノを潔く手放し、実際の空間のスペースをつくることで心の余裕もできてきます。
そういえば、私も沢山のモノを処分しましたし、パソコンのデータや写真、動画も外付けHDD等に移したり、ブラウザのブックマークも消しました。
ハードディスクに残っている過去の文章等もすべて消したり、仕事面の古い資料も捨てました(笑)
実際の断捨離は、自分の心の中も断舎離してくれますね。
情報の選別
TV、メディア、SNS、ネットニュース、ヤフコメ、余計な人の意見を遮断することが大事です。
余計な情報に惑わされない、脳を使わない。
集中を維持する以外のものには触れない。
中年の危機は自分を深化させる時期ですが、迷いの時期でもあります。
この時期に余計な情報を入れると「迷い」がでます。
余計な情報を入手するくらいなら、自然に溶け込みぼんやりとしたり、心の休み時間をとるようにしてください。
今できることをする
中年の危機の時期では、今でできたことができない場面が多いです。
中年になるまでは何も考えていなかったんでしょうねぇ(笑)
とにかく、中年の危機を感じるところでは「今できること」をするようにしてください。
→しなくてはいけないこと
生きるための最低限、食事・歯磨き・着替えなど
→できること
自分にできる範囲、生きていく維持をすること
こんなくらいですね。
次善の策として地道で内側をみたすことをするとよいとアドバイスがありました。
次への準備になること、できることを愚直にすることで、基礎的なエネルギーを養ってくれたと記載がありました。
第二の専門分野を極める
中年の危機の頃には「自分の専門」=「アイデンティティ」ではないということに直面します。
仕事面でも、スキル面でも、あなたより若い人間がどんどん追い上げてきてますよね。
正直、あなた以上に仕事やらできる若い人はどんどん育ってます。
心の底でやってみたかった分野、苦手にしていた分野を内省したり、情報を集めてみたりして探す。
これをやってみたいという声が響いているものはすべてやってみる。
こうして、自分が捨ててきた人生の可能性を改めて拾い上げることで、今までの「自分の専門」にプラスして新しい「第二の専門分野」の可能性が花開きます。
対極価値に心を向ける
一つの分野や職務に特化した能力や技術は生涯を通して磨くが、全体的に人間としても成長するために「第二の専門分野」を取り入れる必要があります。
中年の危機では、この「第二の専門分野」「今の自分の対極・両極にあるもの」を取り入れると人生が安定しだし、次なる成長の第一歩になっていきます!
「第二の専門分野」に気づき、育てることができれば、中年期移行に大きく成長をします!
学ぶことからはじめる
「第二の専門分野」「今の自分の対極・両極にあるもの」を取り入れるとき、必ず初心者レベルで学ぶことからはじめる必要があります。
自分より若い人にも謙虚に初心者レベルで教えを請い、学ぶことで新しい可能性を開いていきます。
あるテーマに困難があると理解する
↓
そこに自分の対極的価値があるとする
↓
まず学ぶ=真似る=受容する
そして謙虚に学び始めることで、じょじょに中年の危機から脱却し、新しいスキルや知識を得た自分として成長をしていきます。
自分の境地を求める
中年の危機以降からは、自分の意見を確立していく時期です。
人を下にみたりするということではなく、「自分はこういう人間だ」という理解をして動じない境地を求めることが大事だとアドバイスしています。
小さな事をコツコツと積み重ねていくこと。
それが自分の道である、とわきまえて続けていくことです。
孤独を引き受ける
中年の危機の時期は、「一人ぼっち」になってしまうという恐怖を引き受けて、前へと踏み出す時期です。
孤独の本当の意味は「自分と親密になる」「孤高の境地」「一人でも多数でも変わらない」というような境地だと思います。
孤独、というものをしっかり引き受けながら人生を楽しく強く行きていく覚悟を固める時期なんでしょうねぇ、中年の危機の時期は。
自分の死を受け入れる
今、いつ死んでもいい。
今が全てという境地。
これでいいのだ!という覚悟、自分は輪廻の流れの一部であり、人間の歴史の一部だという深い理解が大事だとアドバイスされています。
今、目の前にあるものに力を尽くす。
命を燃やすことが美しい、命を燃やしている姿は儚く、キレイで、美しいものなのだと理解していく時期が中年の時期です。
いつ死んでもいい、という境地で目の前のことに力を尽くす。
最大限の力を今に出し切ること。
目の前の事に集中して、今死んでもいいというくらい熱中することで中年の危機は過ぎていくよ、と「中年の危機を乗り越える8つの方法(齋藤 真行)」で教えてもらいました。
まとめ:「中年の危機を乗り越える8つの方法」のご紹介
「中年の危機を乗り越える8つの方法」、ほんとに早く読んでおけばよかったです( ゚д゚ )彡
私自身は「中年の危機」という言語化ができないまま、一年半くらいかけて自分と向き合うことでなんとか元気を取り戻しましたが、この本を読んでいれば、もっと早くに、深い理解のもと先に勧めたと思います。
他にもとても素晴らしいアドバイスがありましたので、ご紹介しておきます。
「それまでの価値観や物事の捉え方では今後の人生を生きていくことができない」
「これまでに切り捨ててきた対極的価値を改めて自分の人生に位置づけること」
「困難に苦しむ時にその対極的価値の存在を暗示している」
「新しい出発となるのだからエネルギーを充電し、「仕切り直し」をするための、「戦略的な賢い一時撤退」の時期」
「自分の内面と向き合うことを通して、新しいステージへ導かれる」
「「できること」を地道に蓄積し、人生全体の質の向上を求めるというパラダイム・シフトが求められる時期」
こんな言葉が私にとって自信になりました。
「中年の危機を乗り越える8つの方法(齋藤 真行)」は、今が中年の危機かも・・という方に是非読んでほしい一冊です!
以上です!
何かのお役に立てたらなら幸いです。
ありがとうございました!
↓中年の危機に関してまとめた記事はコチラをご参照ください。





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