エビングハウスの忘却曲線:辛さや悲しみを忘れる時間の薬の実証・理論
死別後に読んだ本にも「時間の薬(時間が過ぎていくことで元気になる)ってあるから、大丈夫」とよく書いてありました。
しかし、辛さや悲しみの真っ只中にいるときは、時間が経過したあとのことは想像できませんよね。でも、死別して8年目に入って「時間の薬」って本当にあるのかもなぁと感じてます。
そして、実際に時間が経過するたびに辛かったり悲しかったりする思い出は薄くなっていき、楽しかった思い出は色濃く残っていくという理論もあることを知りました。
エビングハウスの忘却曲線
実はエビングハウスの忘却曲線という理論があるみたいです。
簡単に言うと、人間は加速度的に忘れていく上に、年齢やら時間を重ねると更にどんどん忘れていくよって理論です。
時間の薬はあると信じてみましょう
人は直近に起こったインパクトのある出来事の「辛い、悲しい、痛み、大変」といった「ネガティブなことを思い出しがち」です。
しかしながら、人は長期的には時間の経過とともに「ポジティブで楽しかったこと、嬉しかったことを思い出す」傾向が多いとされていると紹介しています。
1・人は直近的にはネガティブなことを思い出しやすい
2・人は長期的にはポジティブなことを思い出しやすい
↑こんな感じですね。
今が辛くても、時が過ぎれば大丈夫です。
思えば、前の時代なんて今の時代と比べようもないくらい大変な時代だったと思います。
でも、どんな辛い状況でも立ち上がってきた先人たちが多いですよね。
それってやはり、とにかく時間を忘れるくらい一所懸命に生きていけば、いずれ辛さや悲しみは時間とともに薄らいでいくということにほかならないですよね。
ですので、今が辛くてもこれは今だけのことだ・・・時が過ぎれば時間の薬で大丈夫なんだ・・と安心できるのかなと思います
まとめ:時間の薬はたしかにある。焦らないで!
人は辛いことは時間の経過で忘れて、よいこと、楽しいことだけが残っていく「時間の薬」があるようです。
今が辛いなら「ゆっくり羽を休めるとき」なのかもしれません。
美味しいもの、きれいなもの、優しいもの、美しいものを見て感じていきましょう。
死別や喪失などの辛さは、時間の経過とともに必ず癒えます。